●オバマと変化と日本と●
「オバマ」が「チェンジ」と叫んで大統領が歴史初のホワイトからブラックへとチェンジしました。
奴隷制の時代に生きた人には信じられない変化でしょう。
これは、アメリカがそれだけ行きづまっていることの表れでもあります。
アメリカは日本と違い、保守派はびこる老人層の人口が若年層より少ないため、改革層が「現状維持」派をやりこんだ末、このような芸当が出来る国です。
一方、日本。
現状維持の末路には何もないが、ご老人や政治家はその末路に見てみぬふりを決め込み、過去の成功体験とともにこの国と骨をうずめようとしています。
先進国で、それなりに便利で快適な世界を手に入れてしまったからなのでしょう。
しかし、いくら安定して快適だとはいえ、それに安住してしまってからは転落の始まりです。
わかっていても、まぁーケツは我々われわれ若い世代になんとか押し付ければいいやー、と。
変化を唱えたくとも、大多数の投票権をもつ世代層が現状維持を重んじる旧世代でありますから、これはもうどうしようもありません。
穴が空いていることを船長以下みなわかっていながら、誰もふさぐ事のない船、それが我が愛しの日本。
ファンタジーな国ですね。
「ファイナル・ファンタジー」という言葉はゲームではなく、我が日本にこそ、ふさわしい。
堀江さんを象徴とする若い世代の改革は、これを打破しようとして旧世代に消されました。
という事で、また誰かがチャレンジして変化するしかない。
あなたはどう考え、どう行動しますか。